奔走日記 職場と実家と、時々、おうち 後編
前回の記事ではヨメさんの熱中症に始まり、奔走しているうちに自分も体調を崩してきた様をタラタラと書いておりました。
たらたらが過ぎたので2回に分けた後半になります。週明け月曜日に会社を休んで、次の日から頑張りますかーと明日に備えて寝た夜の出来事です。またタラタラと駄文です。
最近は年のせいか、風呂上がりにミネラルウォーターをゴクゴク飲むせいか、真夜中にトイレで目が覚めることが多いです。
その晩もトイレで目が覚めたっぽいのですが、なんか気持ち悪い…。8割ぐらい寝てる頭でトイレに駆け込みます。珍しく吐いてしまったりして、お腹も変。一通り落ち着いてから、しんどかったーと、再度布団に入って寝入ります。
今寝てたよなー?ぐらいの感じでまた目が覚めて、またまた気持ち悪くてトイレに駆け込みます。また吐いてしまって、もうなにも出ないっす、ぐらいの勢いなのにまだ吐き気が。同時にお腹もピーピーさん。
どうなってるねん⁈と時計を見るとさっきから小一時間しか経ってなく、まだ夜中。とりあえずまた落ち着いてから布団に入って眠りにつきます。
また、今寝てたっけ?ぐらいで目が覚め、強烈な吐き気でトイレダッシュ。上からも下からももう出ないっす!って状態なのにまだまだ続く下痢、嘔吐…。
胃液すら出ないのでは?ぐらいに何にもない状態でも治まることのない吐き気。みるみる身体も気持ちもしんどくなっていきます。
ふらふらになりながらまた布団戻ります。
結局、これを夜が明けるまで小一時間おきぐらいに繰り返し、ケータイの目覚ましアラームがなりました。
仕事どころではなく、ふらふら、朦朧。
喋るのもしんどいぐらい衰弱していたので、情けない話というか、たまたま実家にいてたから、というか、オカンに会社に電話してもらって、状況を説明してもらいました。
中学生か、高校生以来やな。。この年になって、親に連絡してもらうて(笑)なんとも情けない…と思いますが、本当に意識朦朧、喋ることすらままならぬ状態なでした。
大げさに言うと、このまま死んでしまうのではないか⁈と言うぐらい訳がわかりませんでした。
とりあえず大きな病院にタクシーで連れて行ってもらいます。
こういう時、独り身とか、例えば親が遠方とか、そういう状況なら1人で全てしないといけないのかと考えるとなんか恐ろしかったです。
助けになる人が周りにいなくて、自力で行動できないぐらいの状況なら迷わず119番したらいいと思いますが。。
病院に連れて行ってもらって、オカンが受付やら問診票やら済ませてくれて、僕は消耗しきって椅子に座っていると、こちらへ…と、案内されて、フラフラしながらなんとか後を着いて歩いていきます。
受付のおねーさんとオカンが早歩きで遠ざかっていく感覚でした。
点滴などを行うベッドがいくつも並んだ部屋に通されて、そこで横になるのかと思いきや、もう1枚扉を開けて進んだ所に通され、
こちら、どこでもどうぞ〜、横になっていてくださいね〜、すぐに先生診察しますのでね〜
と、扉をピシャリ。
なんや隔離されとるやんかー(>_<)
うつる系のやつかー(>_<)
と朦朧としているうちに点滴セットがやってきて、 ぼんやりと、これで助かった。。
と一安心、…したかどうかも覚えてないですが。。
ほどなく先生がやってきて、お腹を触診、さらに
お寿司等、生ものを食べましたか?
周りに同じ症状の方はいましたか?
肉など食べましたか?
等と問診。
はい、寿司は家族皆で食べました…。肉は…云々と、なんとか答えて問診終了。
急性の胃腸炎ですね。点滴で治療を行います。
とあっさり。
なんや、よー聞くやつやん…。
インフルエンザに続き、ベタやなーと思いながらも、
こんなにしんどいもんなの?
なにが原因??
周りにうつってないやろか?
と色々な考えが浮かびましたが、致命的な何か大きな病気とかでは無くてよかったーという、変な所での安堵感みたいなものもありました。
ひたすら時間をかけて点滴で、それが終わらないと帰れません。
最初に看護婦さんに落とすスピードを聞かれて、なんかしんどくなったら嫌だったので、ゆっくりめで。と言ったものだから余計に時間がかかります。
オカンもどこに行くあても無く、歩いて駅前の店とかに時間潰しに行くには距離があるところに病院があって断念。
売店で週刊誌でも買ってきたら?みたいなことを言っても、慣れないところでは融通が利かないのか、いいわー、と乗り気では無く、年代物のガラケーでは暇つぶしもできずに、ただ座って点滴が終わるのを待っていたようです。
ただ座って待っているだけでも、初めて来た場所でいろいろ気疲れしたのか、今朝からのバタバタで疲れたのか、急に会社に電話してくれと言われたり、オカンもだいぶぐったりしている感じでした。そういえば自分がそんな状態だったので、朝ご飯も食べれてなかったような。
申し訳無い。。
お昼も過ぎてようやく点滴も終わり、2人してぐったりてタクシーに乗り込み、実家に帰りました。アホみたいにいい天気で、AMラジオから小さい音量で流れてくる音楽はブルゾンちえみの35億のあの曲をでした。
そんな事だけ覚えています。
安静に過ごしていたんですが、絶食というか、何も食べれない。。
水分補給だけで過ごします。
点滴をした割にはそんなに楽にはなってなくて、熱を測ってみたら微熱を通り越して、8度台後半。
そらしんどいはずや…、とばかりにまたまたダウン。
下痢、嘔吐はウイルスを身体の外に出すための人間の防御システムらしいので、それを薬やなんかで止めることは、本来あまり良くない事らしいです。
同様に発熱も身体に入り込んだウイルスやらを撃退するための反応のようで、安易に解熱剤は使わない方がいいらしいです。
とのことで、水分補給だけで後はひたすら熱が出たままやり過ごします。
ただ熱が出るだけでこんなにしんどいのか…としんどい任せにいろいろ悲観的になりもしましたが、軽く寝てみたり、少しマシになってスマホいじったり、さがりもしないのに何回もひたすら熱測ったり…。と長い1日が過ぎていきます。
昨日は錦織のテニスとかのんびり見てやん。。とか嘆いてみたり。。
その日の晩の事はあんまり覚えてないですが(笑)熱が下がらずしんどいなりに寝たり起きたりして夜が明けていったんですかね。
会社に電話して、急性胃腸炎なりました。。と報告。
抱えてる急ぎの仕事はあるの? …あ、無いの。
まぁ、ゆっくり休んでしっかり治して出てきて下さい。
と部長さんに言われ、まぁ、仕方ないか。と、申し訳ない感を押さえ込み、自宅療養ならぬ実家療養になりました。
休みながらふと振り返ります。
前回の記事で書いた、嫁さんが風邪気味の僕を実家に置いてけぼりにして、子供と2人で家に帰っていった事は結果、正解だったのです。
展開によっては3歳の息子含め一家3人胃腸炎になって全滅、オカンに助けを求めたとして、バスと電車を乗り継いでわざわざ胃腸炎一家の元に乗り込んで助けてくれたとして。。
これまた展開によってはオカンにもうつって、さらに全滅。
みたいな事態にもなっていたかもしれません。
ヨメさんは先読みが鋭いというか、勘が鋭いというか、感覚派というか、猪突猛進型というか…そんなタイプの人なので、僕の場合やと、
あなたは風邪気味やから、私達にうつるといけないし、実家にいたほうがいいと思うんやけども、どうやろ?
みたいな押しが弱くやんわりとご提案、みたいな感じですが、嫁さんは
病院行ったみたいやけど、今、ノド痛いの??治ってないの??
じゃ、実家におって。私らは帰るよ。じゃ、そーいうことで!
車ブーーン。
みたいに、即断即決。
男前というかなんというか。
結果それがベストな選択だったりするわけで、思慮深い僕からしたら、パッと判断してすぐに行動に移して、そして最良の結果を出すというのは不思議で仕方ないです。その早さにいつも戸惑ってしまいます。
そのかわりというか、見切り発車もよくあって、あれ…?とか、オイオイ…みたいな展開になることもよくありますけどね。。
結局、胃腸炎から仕事に出れるまでに4日休んでしまいました。
復帰初日は、いつもの通勤が果てし無くしんどかったです。まず、普段のスピードで歩けないし、階段の上りなんて、ヘロヘロになって、おばあさんにお先にどうぞ、とばかりに道を空ける勢いでゆっくり登っていました。たかが何日かでここまで体力が落ちるものなのか。。と恐ろしかったです。
一週間ぐらいかけて、普段通りの通勤の感覚に戻りましたけど。
一言で急性胃腸炎と言っても、いざ自分がなってみると、かなりしんどかったです。
みなさん、長時間続くような急な嘔吐、下痢には慌てずなんとかやり過ごして、自分でどうこうとか、ネットで調べて解決策を…とかあまりせずにすぐに病院に行きましょうー。
脱水症状はいろいろと身体が危険な状態に発展していくので、これから真夏になってきますし、気をつけましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
と、書いたのですが、またサムネイルというかアイキャッチ画像がしおり代わりに貼ってる広告の切れ端みたいになるので、なにかしらのサムネイル欲しさにアマゾンミュージックで聞けるCDでも貼っときます。
うちはケーブルテレビに入っていて、平日夜寝る前の束の間の自由時間に、スペースシャワーTVとかいくつかの音楽チャンネルをザッピングしたりしてるんですが、
その時に何年か前の日本でのライブがやっていて、えらい迫力あるなー、ロックしてるなー、なんて少し興味を持って見ていたのですが、出てる音に対して人がなんか少ない。。 どうなってるんだ?後ろにサポートみたいな楽器を持ってる人もいてないし…。
てな感じでまた違った興味も出てきたりして、なんだかんだ見ていました。
てか、ベースとドラムしかいてないんやけども、、明らかにギターの音なってるし、どーいうこと?えらいカッコイイし。盛り上がってるし。
で、ネットでググってみると、イギリスのバンドでツーピース、2人組のバンドのようで、本当に2人だけでやってるの?みたいな迫力がありました。見たライブでは。
ツーピースバンドといえばホワイトストライプスがぱっと浮かびますが、若干方向性は違いますが、ロイヤルブラッドはリフでガンガン押していく感じが強くて、ボーカルの色っぽい感じ、はホワイトストライプに通じるものがあるかなーと思いました。
ボーカルもジャックホワイトに負けず劣らずカッコいい、ロックしています。
録画しとけばよかったなー。
でも、明らかにギターの音してたやん。といろいろ調べているうちに、何ともマニアックな事実を知ります。
ベースに、ベース弦とギターの弦を両方張って使い分けたり、同時に弾いたりして
巧みに駆使して一人二役、あ、ベースの人が歌うから一人三役でやっとるらしいです。
ギターの人入れたらよろしいやん。ってツッコミはいったん入れとくとして、
4弦ベースか5弦ベースかわかりませんが、ベースの低音部分はベースの弦をそのまま張っていて、本来1、2弦を張るところ3弦もか?にギターのどの弦を張ってるんすかね…、太いゲージの6弦、5弦とか張ってるかなーとか勝手に想像してたりしましたが、
調べていてもあんまりよくわかりませんでした。
いやいや、ベースに張るんだから、バリトンギターの弦ぐらいじゃないと無理じゃないかー?
ワーミー的な音がリフに効果的に使われたししてるし、足元のエフェクターはどうなってるんだ?なんていろいろ興味も湧いたんですが、結局軽く調べただけなので詳しい事は分んなかったです。
で、いつもお世話になっとるアマゾンミュージックで検索したらアルバムがあったので、めでたく通勤のお供になったという訳です。
逆に予備知識無しでアルバムから聞いたら、出てる音からは2人でやってるなんてことは想像がつかないので、フツーの、お、カッコええやん。ぐらいの印象しかなかったかもですが。
なので、ユーチューブやらのライブから入るとこのバンドの本来のカッコよさが出てると思います。
Royal Blood - Reading Festival 2015 (Full Set)
しばらくの間、ジャミロクワイ新譜からの上原ひろみからの、ロイヤルブラッドが通勤ソングになっていたのですが、すぐにまた寝る前の音楽PVザッピングタイムで自分のアンテナに引っかかってきた人が出てきて、その後、どハマりすることになります。残念ながらロイヤルブラッドの通勤ソングという天下は長くは続きませんでした。
ロイヤルブラッドを押しのけて自分にインしてきたのが……
+α/あるふぁきゅん。 でした。
+α/あるふぁきゅん。についてはまた書きます。
僕の中の音楽の新しい扉が畑違いという壁を越えて軽やかにまた一つ開いていきました(笑)
音楽の世界は広いなぁ。。
二回目の、最後までよんでいただいてありがとうございました。